医院名の「ロゴ(フォント等)」の一部変更・意味について 
 お気づきの方もいらっしゃると思いますが、医院名のフォントを「楷書体」から、「丸ゴシック体」に変更しました。また、大腸内視鏡検査も積極的に行っていることから、「肛門外科・大腸内視鏡検査」という具体的な診療内容を追記しました。

 「堅苦しい」「重い」「古い」というイメージから、「柔らかい」「優しい」「わかりやすい」を意識して変更しました。
もちろん、これまでの診療内容が変わった訳ではありません。公にされた全ての表記を同時に変更するのは困難ですが、院内掲示から始まり、配布物、診察券、道路の看板など、随時変更していく予定です。

深谷肛門科
肛門外科・大腸内視鏡検査
Fukaya Proctology Department.
Specialty Clinic of Anal Surgery and Screening Colonoscopy.

 さて、その中で英語の表記についてですが、「Colonoscopy」は、「大腸内視鏡検査」を意味します。その前に「Screening (スクリーニング)」という単語があります。

 「スクリーニング」とは、ネットの辞典で検索すると、「ふるいわけ。適格審査。特に健康な人も含めた集団から、目的とする疾患に関する発症者や発症が予測される人を選別する医学的手法をいう。」とあります。

 つまり、「大腸に治療が必要な病気があるのか、ないのかを判定し、もし病気が発見された場合、どこの医療機関が最も良いのかという情報を提供し、紹介する。」というのが、当院のスクリーニングの目的です。

 もう少し細かく説明しますと、例えば「潰瘍性大腸炎」という治療が必要な大腸炎があった場合、投薬だけで治療ができるレベルの軽度な大腸炎であれば、その後、投薬で様子を診させて頂きます。もし、投薬だけで抑えきれない炎症があった場合は、さらなる治療ができる大きな病院や、専門に治療をしている医療機関へ紹介します。

 また、大腸がんの始まりといわれる「ポリープ」があった場合、一言で「ポリープ」と言っても、治療を必要としない小さなポリープから、内視鏡で切除できるのか、ギリギリの大きさのポリープまであります。ここで問題なのが、切除できるかできないか、その判断が病院によって、あるいは、医師の技量によって異なるということです。もちろん医学的に判断される、「ココを越えたら内視鏡的治療は不可能で、手術を選択せざるを得ない」という明確な基準があり、ここでのお話は、その基準を満たしていないポリープについてです。

 なるべくなら、外科的手術は避けたいと、誰もが思います。しかし、実は、治療を行う医師の技量で、「これは外科に紹介して、手術で取ってもらいましょう」と判断するレベルが違うのです。大きなポリープを目の当たりにした時、同じポリープでも、内視鏡治療でトライする医師と、外科医に手術をお願いする医師がいるという事です。当院でも、様々な大きさのポリープが発見されていますが、「この程度の大きさなら、この医療機関で大丈夫(どの医師でも内視鏡で取れるだろう)」、「この大きさなら、あの医療機関のほうがよい(あの先生なら、積極的に内視鏡でトライするだろう)」という事を考慮して、判断して紹介しているのです。

 つまり、「スクリーニング」とは、このように、個々の患者さまに合った治療ができる病院を紹介しているのです。ここで気づいて頂きたいのは、「当院では、(軽症の潰瘍性大腸炎以外は)治療をしていない」という事です。当院の内視鏡検査は、午前9時から4〜5名の患者さまに、待ち時間を最少限にするため、時間差で来院して頂き、2時間以内(午前11時前)に終了しております。もしここで、ポリープの切除を行うと、時間を費やしてしまい、後の患者さまをすべて待たせる事になってしまうのです。これが治療を行わない理由の一つ目です。

 「小さなポリープなら、その場で切除してくれるクリニックもあった」と言う患者さまもおりますが、どんなに小さなポリープでも、切除後の出血の危険があるため、治療後に多量の下血があった場合には、緊急で対応しないといけません。そのような場合、電話しても夜間はクリニックが休診であったり、救急車を呼んで、救急隊の方が病院に電話して対応してくれる病院を探しても、そう簡単に大腸内視鏡検査ができる医師が当直をしている病院がみつかる訳ではありません。つまり救急車のたらい回しの主人公になってしまう危険があるのです。「医療は安全第一」でないといけません。ですから、ポリープの切除は入院して行う事が前提の病院を紹介しております。

 「治療をしていないから、ここでの検査はやめよう」、と考えるのも、個人の考え方なので否定はしません。ですが、実際に治療が必要な病気が発見される率はどの程度でしょうか?当院の場合、肛門科という事もあり、肛門からの出血を訴える患者さまが多く、他院との統計とは異なるかもしれませんが、100人検査すると、内視鏡治療が必要と判断される方は10人程度、手術が必要な人は4〜5人発見されます。つまり、治療の必要がない方が十中八九なのです。この率が高いと思うか、低いと思うかも個人差です。当院では、このようなスタイルで検査をしています。様々な医療機関が個々のスタイルで大腸内視鏡検査を提供しています。自分の希望するスタイルに合う医療機関で検査を受けるのがベストだと思います。